年度末を迎えて~自立支援の立場から~

「中学校の卒業式の日、思い出や成長させてもらえたことを教室でスピーチする」これは、筆者が昨晩見た夢です(長々と、なぜかトリで語っていました…)。

今年は久しぶりに、保護者や在校生に見送られながら卒業式が行えた学校もあったようです。思い出づくりも、子どもたちにとって、さまざまな忍耐を強いられながらだったと思いますが、そのなかで得た強さや自信もあったことでしょう。

二葉・子どもと里親サポートステーションでは、地域の里親家庭に委託されている中学生以上の子どもたちの自立支援も担当しています。この時期になると、子どもたちの制服やスーツ姿を見る機会も増えてきます。普段は私服姿の子どもたちと会うことが多いので、初々しさのなかにも凛々しさが感じ取られ私たちも嬉しく感じます。

特に18歳以上になると、この時期、ひとり暮らしなどに備えて資金計画を立てることもあります。周囲は、つい口酸っぱく「計画的に」と言ってしまいがちですが、物事が計画通りに進まないことはよくあることです。でも、一緒に見通しを立てたり計画を見直したりすることで、子どもたちは学習し、安心感も生まれると思います。

私たちは、委託が解除された後のおおむね10年間にも関わっています。委託中を含めた生い立ちを振り返って、「あのときこう思っていたけど言えなかった」「実はこうしていた」などと打ち明けるケアリーバー(※児童養護施設や里親家庭などの社会的養護の経験者)もいます。その思いを馳せるとともに、その声を心に留めて、日々子どもたちと向き合っていきたいと思う今日この頃です。