秋の夜長に読書タイムを

電車に乗っていると、ほとんどの人がスマホ画面を眺めています。
ちょっと前までは、文庫本を広げている人が多かったはずなんだけどな…と
少し寂しい気がします。

皆さんは、月に何冊ほど本を読んでらっしゃいますか?
お子さんがいらっしゃると、絵本を読むことが多いでしょうか。

先日、「藤城清治こびとといっしょ 生きるよろこび展」に行ってきました。
御年97歳の藤城氏ですが、影絵作家としてご活躍されています。
小さなころに『天の笛』という絵本を見たのが、藤城清治氏の絵との出会いでした。
内容は覚えておらず、絵の記憶が断片的にあり、何となく怖いような、悲しいような印象でしたが、大人になって読み返し、内容も理解できるようになると、子ども心にそう感じていた理由も納得できました。
今では、藤城さんが描く作品から伝わる優しさと静けさに癒されます。

子どもと一緒に絵本を読んでいても「全然聞いてない」「読むというよりページをめくることの方が楽しそう」等、大人が期待する通りにはいかないものです。ですが、何度も繰り返し読むことで、何となく記憶に残っているものがあります。
また、一緒に読んでいる大人が楽しそうに読んでいることが、子どもを本に親しませることができる一番の方法ではないかと思います。

秋の夜長に、とっておきの一冊をお子さんと一緒に読んでみてはいかがでしょうか。