雨によせて

6月に入り、雨の降る日も少しずつ増えてきた気がします。

「雨」と一口に言っても、降る季節、降りかたによって、様々な表現があります。

天気予報でよく聞く「大雨」、「にわか雨」などの他、何日も降り続く雨を「霖雨(りんう)」、夏に降る草木を潤す恵みの雨を「甘雨(かんう)」または「穀雨(こくう)」というと言います。

これらの表現は、細かく見ていくと400以上あるといわれています。

雨と季節、生活との結びつきをことばから感じます。

同じように感情や気持ちを表す言葉も無数にありますが、いくつ思いつきますか?

嬉しい、楽しい、悲しい、なごむ、怒り、不安、好き、心配、恥ずかしい、退屈・・・

雨に様々な名前をつけ、生活の一部としてきたように、感情とそれを表す言葉が結びつくと、自分で上手にコントロールすることができます。

特にこどもたちは、おとなから「今、嬉しいんだね」「悲しそうだね」などと言葉かけがあることで『これが嬉しいっていうことなんだ』と学べますし、『わかってもらえた』という安心感も得られます。

こどもの行動から感情を読み取り、言葉にすることは、こどもの気持ちを受け止めることになります。

おとなである私たちも、感情を表す言葉を大切にし、表現できるようにしたいですね。

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