卒業

1人暮らしをして、就労を目的として入居してきた少年が、日々暮す中、大学へ行く道を選びました。
定時制の高校に通いながら、掛け持ちでアルバイト、競技自転車にも挑戦しました。
自己啓発の域にも飛び込んで自分を見つめました。
へこんだり、盛り返したり、また落ち込んだり、自信が満ち溢れたり。
柱時計の振り子のように揺れながら成長してきました。

三月の雲が青空に爽やかにたなびいていた良き日、めでたく卒業式を迎えました。
新調したばかりのスーツを着て卒業式へ。
胸にはブーケを、手にはピンクの花たばを持ってホームへ戻ってきました。
「卒業おめでとう!」の金崎職(シンちゃん)の言葉に、「あざーす!!」と嬉しそうに元気に答えたそうです。
「シンちゃん。写真撮りましょうよ。」と、自分のスマホで自取りしたそうですよ。

良くがんばった!その一言です!

春から大学生です。
皆様のご支援あってこその念願が叶いました。
多くの方の期待を抱きしめながら!旅立ちます!本人もその重さと期待に緊張しつつ、胸を張って前進です。
心より心よりありがとうございました。

トリノス ジュンコ

そして、私ごととなりますが、この春から、同法人内の二葉乳児院の新生児委託の業務に異動となりました。
トリノス開所してからのこの2年間、ご支援していただいております皆様のお顔をみさせていただくこと、電話でお声を聞かせていただけること、いつもいつも楽しみにしておりました。
今後は、トリノスの家の中には居なくなりますが、これからも見えない糸で皆様と繋がっていさせて下さい。
尊敬している支援者の皆様のように、社会の一員として支援する側へ立てるよう精進してまいります。
利用者同様職員の私にも気にかけていただき、あたたかなお心をいただけていたこと、深くふかく感謝しております。
ありがとうございました。
皆様と一度繋いだ手を離すことはありません。
今後とも、トリノスをよろしくお願いいたします。
皆様の笑顔がずっとずっと続きますようお祈りしまして、トリノス卒業のご挨拶とさせていただきます。 

三浦淳子