すいとん鍋交流会のご報告

ご寄付いただいた電子レンジ・炊飯器・冷蔵庫を持って、自分でしっかりとアパートの契約書に印鑑を押した少年がまた一人、
トリノスから飛び立っていきました。
ホームから近い場所に引っ越したのでちょくちょく立ち寄れる環境です。
先日は自分使っていた部屋の掃除をしにやってまいりました。

良く喋ります。
「いやー。独りっていうのは、なーんにもやる気がおきないっすよ。シャワーも狭いし、米とぐのも面どいし、なーんもやりたくない。
風呂も入ってないんすよ。今日風呂入っていっていいすか~。
そうそう、不気味なことに、アパートの住民誰一人として会わないんすよ。どういうことすかね?」
と職員を怖がらせたり、心情を述べたりして楽しんでいきました。

初めての一人暮らし。寂しいそうです。経験して実感する生活って大変ね~といった感じでしょう。
ここから私達が外側から長く繋がっていくことになります.

一人暮しをしてこそ、色々見えてくることが沢山あります。
また、挫折もあるかもしれません。誰かが自分を気にかけてくれる。
連絡が取り合えるという状況がお互いを救い合える大切なパイプになっていきます。

職員だけでなく、地域の皆さん、ご支援いただいている先輩方にも繋がっていただきたく、
昨年になってしまいましたが、せせらぎ農園さんのお力をお借りして、すいとん鍋で交流会を開催いたしました。

トリノスの少年達は、仕事との兼ね合いで参加できたのが2名でしたが、
苦情解決委員の先生方、法人内養護施設の施設長さん、地域の方々、
私達職員4名とにぎわっての手作り鍋となりました。
大勢の大人の皆さんの中で、黙々とせせらぎ農園の先輩方から農作業について教えていただきながら、
無農薬の野菜を小川で洗ったり、せせらぎ農園産無農薬の小麦粉を念入りにこねたりの少年ふたりです。
社会の荒波にのまれぬように準備段階でしょうか、、先輩方の会話に耳を傾けていたことも私達は知っています。
自然の恵に触れ、大人の社会を垣間見、へとへとになったふたりは部屋にはいるなり物音ひとつしないぐらい、早めの就寝になったようでしたよ。
ご支援いただいた皆様、遅ればせながらありがとうございました、とてもおいしかったです!

トリノス ジュンコ