絶対買いたかったもの!

(この物語は、「ブログに載せてもいいっすよ」と言ってくれたトリノスの少年のお話です。)

思い込んだら、まっしぐらの少年の物語です(仮名まっしぐら君)。
アルバイト先まで、ホーム貸し出し用の自転車で通っておりました。
他の利用者さん達は、貸し出し期間が過ぎたら、どうしても必要な場合は自分で購入して生活しています。

さて、まっしぐら君も貸し出し期間が過ぎてしまいました。
バイト先は、20分ぐらいはかかりますが、歩いても行ける距離ではあります。
頑張って働いてコツコツと貯めたお金もあるので、自転車を買えないわけでもありません。
私達職員も、気がかりで、ことあるごとに声をかけていました。

職員「まっしぐら君。歩くのは健康的だけど、ちょっと遠いよね?自転車買わないの?」
まっしぐら君「大変じゃないっすよ。身体にいいし。」
職員「健康的だなー!まっしぐら君!でも、ちょっと遠出するにも、自転車だったら、
交通費もかからないよ。」
まっしぐら君「いや、出かけないんで大丈夫っす。」

職員の心配もよそに、頑として自転車を買わないまっしぐら君。

そんなある日、まっしぐら君、ナベさん(ホーム長)のところへ真剣なまなざしでやってきました。

まっしぐら君「ナベさん。パソコン選んで貰いたいんで、一緒に電機屋へ行ってもらえますか。」
ナベ「おお!パソコン買うのか?!金貯めたからな~!凄いな、まっしぐら君!うっほほほほ。」

一緒に出かける日時を決めて、待ちにまったその日が来ました。
まっしぐら君「ナベさん、風呂入っていいすか。」
職員一同「聖地へ行くから、身を清めんのか?」
まっしぐら君「そっす!この日の為に頑張ってきたんで。」

いつも、沈着冷静なまっしぐら君、この日はそわそわ、ドキドキ。
人生初!一番欲しかった一番高い買い物!
それは、これです!↓    

品定めだけの予定が、一目ぼれで購入して帰って来ました。

白い美しい恋人を見つめるかのように、嬉しくて離れらないまっしぐら君!
以前寄付でいただいたパソコンの教本を使って
ナベさんが丁寧に使い方を教えてようとしているにもかかわらず
本人は興奮のせいか心ここにあらず、
抱きしめるように抱えながら自分の部屋へ。


       
パソコンと夜をあかした?
翌日は!ハイ!大寝坊まっしぐら!         

トリノス ジュンコ